
※このページはプロモーションが含まれています。
就職、転職に向けて何かしら国家資格取得を目指す方がいるなかには、独立を視野に入れている人は少なくありません。そのなかには、ワンストップサービスができるような合同事務所をいずれ開業したいと思われている方もいることでしょう。
そこで、行政書士、土地家屋調査士に興味がある方のなかには、2つの資格の相性はどうなのか?気になるところでもあります。今後のビジネスチャンスを広げるためにも、知っておくことは決して損ではありません。
土地家屋調査士 | 行政書士 | |
---|---|---|
仕事内容 |
・不動産の表示に関する登記申請およびそれに伴う調査、測量業務 |
・行政機関へ提出する様々な申請書類の代行・提出 |
受験資格 | 年齢・国籍・学歴・実務経験なし | 年齢・国籍・学歴・実務経験なし |
試験日 | 例年10月第三日曜日 | 例年11月の第ニ日曜日 |
受験者数 |
4,000人以上 |
40,000人以上 |
難易度・合格率 |
★★★★★☆☆☆ |
★★★★☆☆☆☆ |
勉強・学習期間 |
1000~1200時間 |
600時間 |
平均年収 | 400万円~600万円 | 600万円 |
行政書士は、建設業、不動産関連、一般企業など幅広い職種に携わることができます。仕事の中でも特に申請業務が多く、遺産相続関連、離婚案件、会社設立、飲食店や風俗店の許可申請、建設業の許認可申請など提出する申請書や書類の作成・提出代行など案件は幅広くあります。
行政書士試験で身につけた民法の知識を活かすことができるので、次に土地家屋調査士に向けて勉強する際はアドバンテージが高くなります。調査士の出題範囲は「総則」「物権」「相続」に限られているので復習で十分に得点源にできます。また、行政書士に合格できたということは、資格試験に向けた勉強の習慣が身についているはずです。
さらに、仕事と両立した効率的な学習スケジュールも攻略されているはずです。そこで、法律系のなかでは比較的、難易度が易しい行政書士に合格してから、土地家屋調査士受験が理想的です。
行政書士は、官公署に提出する書類作成、手続き代行をする資格者です。土地家屋調査士とW取得していれば、様々な業務の幅を広げることができます。独立開業の場合は、顧客にとって安心、信頼して利用することができるので、クライアントの契約も増えることが予想されます。また、企業内で働く場合も、両方の資格を持ち合わせていれば、優遇され出世も期待できそうです。
特に農地転用手続きは、農地を宅地や駐車場などに使用したい場合、許可申請や届出が必要となります。その際、その土地を測量して分筆したり、地目(土地の利用目的)を農地以外に変更したりといった業務は、土地家屋調査士が行っています。
また、一定規模以上の開発を行う「開発許可」の場合も、土地の区画を分筆・合筆によって土地家屋調査士の業務になります。行政書士が土地家屋調査士の資格を持てば、農地関係や開発許可業務について、分筆と同時に手続きもできるので早く依頼された案件が完了できます。
相続登記や土地の境界線が分からない、兄弟で土地を分けたいなどといった不動産の売却、相続の際もW資格があればワンストップでできます。その他に、建設業許可のための自治体への書類作成に、建物の表題登記も単独で行うことができます。